インド人のパロミは30代半ばの結婚してまだ2年の主婦です。
同じインド人のラッシーニとパロミはとても仲良しでした。
どういうわけか彼女はほとんど毎日遅刻をしてきます。授業が始まっていてもちょっと先生に会釈するだけでなんでもないような顔をしていつもの席に座ります。
定刻までに来ていたことがあった時、コースディレクターのNicoは彼女を見てびっくりしたような仕草をして2,3歩後ずさりしてしまいました。クラスのみんな笑っていましたが・・・。
Nicoは普段彼女が遅刻しても特に咎める事はありませんでした。
日本ではとても考えられないことです。もう小学生じゃないんだから自分で自覚しなさいということなのでしょうか。マイペースのパロミにはいろいろと驚かされることがありました。
以前にも話しましたがインドの人は往々にしておおらかのような気がします。
きっちり前もって準備をする日本人にはとても考えられない行動をするのです。
ある日、パロミと私はファブリックや家具のお店を一緒に廻った事がありました。お店に行きたいので一緒に付き合って欲しいと言われたのです。
閉店まで1,2時間しかありませんでしたのでタクシーを利用することになりました。
普通タクシーに乗ると行き先を告げるのは世界共通ですがなんとパロミはお店の名前を知らなかったのです。
いったいどこに行くつもりなのでしょうか。
運転手にこう言いました。「インテリアのお店がこの通りのどこかにあるはずだから行って下さい。」
彼は困った顔をして「せめてどの辺だか分かりませんか?」と言います。
私はこのやりとりがおかしくて仕方ありませんでした。
結局タクシーにはできるだけゆっくり走ってもらい私達はそれぞれの通り沿いのお店を目を凝らして見ることになりました。そして初めて見つけたインテリアらしきお店の前でとうとう私達は降ろされてしまいました。
ラッシーニもかなりアバウトな性格でしたがパロミはさらにその上をいっていました。
写真はV&A博物館で講義を聞くパロミ(右から二人目)です。







