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2008年12月25日木曜日

クラスメートについて その5


インド人のパロミは30代半ばの結婚してまだ2年の主婦です。
同じインド人のラッシーニとパロミはとても仲良しでした。

どういうわけか彼女はほとんど毎日遅刻をしてきます。授業が始まっていてもちょっと先生に会釈するだけでなんでもないような顔をしていつもの席に座ります。
定刻までに来ていたことがあった時、コースディレクターのNicoは彼女を見てびっくりしたような仕草をして2,3歩後ずさりしてしまいました。クラスのみんな笑っていましたが・・・。

Nicoは普段彼女が遅刻しても特に咎める事はありませんでした。
日本ではとても考えられないことです。もう小学生じゃないんだから自分で自覚しなさいということなのでしょうか。マイペースのパロミにはいろいろと驚かされることがありました。

以前にも話しましたがインドの人は往々にしておおらかのような気がします。
きっちり前もって準備をする日本人にはとても考えられない行動をするのです。

ある日、パロミと私はファブリックや家具のお店を一緒に廻った事がありました。お店に行きたいので一緒に付き合って欲しいと言われたのです。
閉店まで1,2時間しかありませんでしたのでタクシーを利用することになりました。
普通タクシーに乗ると行き先を告げるのは世界共通ですがなんとパロミはお店の名前を知らなかったのです。
いったいどこに行くつもりなのでしょうか。

運転手にこう言いました。「インテリアのお店がこの通りのどこかにあるはずだから行って下さい。」
彼は困った顔をして「せめてどの辺だか分かりませんか?」と言います。
私はこのやりとりがおかしくて仕方ありませんでした。
結局タクシーにはできるだけゆっくり走ってもらい私達はそれぞれの通り沿いのお店を目を凝らして見ることになりました。そして初めて見つけたインテリアらしきお店の前でとうとう私達は降ろされてしまいました。

ラッシーニもかなりアバウトな性格でしたがパロミはさらにその上をいっていました。
写真はV&A博物館で講義を聞くパロミ(右から二人目)です。

2008年12月23日火曜日

最初のカラーボード提出 その3


ボードの提出を控え一週間前から大忙しです。

タイトルブロックや布地のレイアウトを示すキーブロックはすっきりと綺麗に書かなくてはなりません。
この時初めてノートパソコンを持ってきていればと後悔しました。
手書きでのプレゼンテーションは歓迎されません。
クラスの2、3人が手書きでしたがコンピューターで全て記した人に比べてどうしても見劣りしてしまいます。

私はネットカフェへ行ってコンピューターで文字を打ち込みましたがキーブロックのグラフィックにあたる部分はどうしても出来ません。仕方なく手書きで絵を描きました。
これら全てをコンピューターで処理した人達の出来栄えは素晴らしいものでした。

私の成績はBでした。
カーテンやベッドリネン、壁紙、カーペット、ソファの素材は分かりますがこれではそのほかの家具がどのようなもので出来ているのか分かりません。
提出した日に自分のミスに気付きました。キーブロックの意味がよく分かっていなかったのです。
キーブロックに記された家具の素材等すべてボードに貼らなくてはいけなかったのです。

コースディレクターのNicoは1人ずつ呼び出し成績表を渡します。
どこが良く出来ているか、どこが良くないか、どうしたらもっと良くなるかなどじっくり話し合います。
今回のミスは多分私の英語の理解力が不足していたからだろうと彼は言っていましたが・・。
彼は又、次回のプレゼンテーションのためにはどのようなことに気をつけたらよいか懇切丁寧にアドバイスしてくれました。

写真は布地を求めて廻ったお店のひとつ、ローラアッシュレイの本店です。学校から歩いて行ける場所にありました。モノクロームボードで黄色を選んだ私はこのお店のディスプレイがとても参考になりました。

2008年12月18日木曜日

最初のカラーボード提出 その2



皆シーゾナルカラーのことで頭がいっぱいになりました。

誰かがファブリックショップで見つけてきた布地についてクラスの人達は春だとか秋だとか其々思い思いの感想を言っていました。
布地の選択を間違うと良い成績は得られません。みんな必死です。

配られたプリントには春夏秋冬を象徴するようなカラーが記されていました。
ペールコーラルピンクやペールライムは春、ペールローズピンクやペールラベンダーは夏、テラコッタやマスタードは秋、ネービーやインペリアルパープルは冬といった具合です。
なんとなく感じは分かるのですがなぜその色がその季節なのかといった確証は最後まで持てませんでした。

ボードに貼る布地は無地だけでなく柄物などを使って出来るだけ沢山の色を使う事が義務付けられていました。残念ながら私の集めた布は無地が多くなってしまいました。柄ものとなるとどうしても他の季節の色が入ってしまうからです。
又、色だけでなく素材もいろいろなものを用意しなければなりません。シルクやウール、コットン、アクリルなどを用います。秋色に染まったベッドルームを想像するだけで楽しくなりました。

ボードはA2の大きさ(594mmx420mm)で布地等を貼るスペースやタイトルブロックのスペースはあらかじめ決められており少しでもはみ出したり綺麗に貼られてないと減点されてしまいます。
普段 easy going キャラの私がここぞとばかり丁寧に仕上げたのを見たコースディレクターのNicoには”日本人はやっぱり違う!”と妙に感心されてしまいました。

写真は提出したシーゾナルボードです。

2008年12月8日月曜日

最初のカラーボード提出 その1



インテリア史の講義と実務的な講義がほぼ平行して毎日ありました。

実務的な講義の中に色彩についてという項目があり私達はカラーボードを提出しなければなりませんでした。
それはモノクロームカラーとシーゾナルカラーの二つです。
日本のインテリアスクールでは体験したことの無いものでした。

与えられた課題は自分の部屋のリフォームです。ベッドや家具、それにクロス、カーペットやアクセサリーなどを新しいものに変えます。そのカラースキムを2種類のボードで提示します。

モノクロームボードは先ず一つの色(例えば黄色)を選びます。次にその色に様々な配合の白色や黒色の絵の具を混ぜ明るい色から暗い色まで12色を作ります。この帯状の色がこれから選ぶファブリックの色のベースとなるのです。私は黄色を選びました。赤やブルーを選ぶ人が多かったようです。これからショールームに行ってこの12色に近い色の生地サンプルを探し出しボードに貼らなくてはなりません。

次にシーゾナルボードですがこれが実に難しくて大変でした。クラスメートの皆もとても頭を悩ましておりました。全ての色を春夏秋冬のどれに属するかを考えます。自分の部屋のシーズンを決めシーズンに合った生地サンプルを集めます。私は秋を選びました。

実際ショールームに行って生地サンプルをもらってもそれがどのシーズンに属するか皆目分からないものもありました。例えばブルーでも明るくて薄いブルーは春で濃いブルーは夏となるのです。本当に分からなかった時はコースディレクターのNicoに聞きましたが自分で考えるようにと教えてくれませんでした。それこそが勉強でしょ?と言う顔をされてしまいました。

写真は提出したモノクロームボードです。