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2008年9月30日火曜日

クラスメートについて その2


スーダンからやってきたサーラは建築士でした。

彼女と最初に会った時頭にスカーフをしていたので
中東の国の女性のように思いました。
少し浅黒く大きな美しい目をしていて
とてもエキゾチックな感じです。
写真はインテリアデザイナーのスティーブと話をしている彼女です。

授業ではインテリアの歴史や人間工学、デザイン、カラー、
その他様々なインテリアに関する講義がありましたが
建築士の彼女はクラスで一番先生に質問をしていました。

彼女の本領が発揮されたのはスタジオ(図面台が並んでいる教室)に
入ってからでした。
さすが建築士、彼女の描く図面は一目見てプロと分かるものでした。

平面図(Plans)や立面図(Elevations)、それに
ややこしいアクソノメトリック(Axonometrics)と格闘する私たちは
皆に遅れまいとそれはそれは必死でした。

分からない事があるとなんでも彼女に聞きに行くため
彼女の図面は一向に先に進みません。
そんな時でも嫌な顔ひとつせず
懇切丁寧に教えていました。・・・脱帽です。

2008年9月22日月曜日

チョコレート事件 その3


チョコレートをいただいたお礼に今度は私がエリザベスになにか
プレゼントをしなければなりません。

先生のNicoはお花でもいいのではとアドバイスしてくれましたが
それもちょっと大げさではないかと思い、日本のお菓子とたまたま
日本から持参した和紙をプレゼントすることにしました。

彼女はもらってとても大喜びでした。
次の休み時間にはそのお菓子の中のひとつ、小さな金太郎飴をクラスのみんなに配っていました。
イギリスではこの種の飴は売っていないのでみんな嬉しそうでした。

びっくりしたことに翌日学校に行くと私の席に白い封筒が置いてあり、
開けてみるとそこにはエリザベスが書いた日本語のお礼の言葉がありました。
doumo arigatou gozaimasu. と書いてあったのです。
とても綺麗なカードでした。
お礼なら一言言葉ですむことなのにわざわざカードに書いてくれたのです。

いつの間に日本語の勉強をしたのでしょう。私は嬉しくなったと同時に
なんて心配りの利く心優しい人なんだと感心してしまいました。
彼女の中に姿かたちだけではない本当の大人を感じたのです。
ファッションだけでなく振る舞いもとてもおしゃれでした。

またしても子供の自分を思い知らされ恥ずかしくなりました。
イギリスの女性はみんな彼女のように素敵なのでしょうか。
私の仲良くしてたラッシーニは彼女は特別だとは言っていましたが・・。

写真はよく通ったファブリックのお店に飾ってあったお花のブーケです。

2008年9月19日金曜日

チョコレート事件 その2


イギリス人のエリザベスからもらったチョコレートは3種類あり、ひとつはプレーンでダークな味わいのもの、ひとつはミルクが贅沢に入ったリッチな味わいのもの、ひとつは不思議な香りの入った独特の味わいのもの、この3種類でした。

私は普段プレーンなものが好きでよく食べていたのですが彼女からもらったフレーバーチョコがその中でも一番美味しいと感じました。濃厚なミルクを使ったチョコレートは一口食べると何ともいえないミルクの香りがあり日本のものに比べるとさすが本場のミルクの味は違うと納得してしまうものでした。美味しかったのですが私にはちょっと濃厚すぎる感じでした。ダークな味わいのものはオーガニックチョコでお砂糖が控えめ、日本でも売っているものと味が一緒でした。

スーパーで売っているチョコレートはカカオが少なくお砂糖を多く使っているので価格も安く味も良くないというわけですが結局美味しさの違いはカカオやお砂糖の量、ミルクの質などで、又、それらの微妙な配合で決まってくるのでしょう。
エリザベスにはとても美味しかったとお礼をいいました。
イギリスのチョコレートは美味しいはずよとちょっと誇らしそうでした。

写真は改装したフォトナムメーソン本店のチョコレート&お菓子売り場です。

2008年9月17日水曜日

チョコレート事件 その1


私の直ぐ前の席に座ったエリザベスはとても背が高くファッショナブルでまるでモデルのようでした。
40代と言っていましたがとてもセクシーで大人の魅力に満ちた女性です。(写真左端)
日本人の女性はよく子供っぽいと言われますが私自身のことを考えてもその通りと妙に納得してしまいます。

ある時私は彼女に日本のチョコレートの方がイギリスのものより美味しいと言った事がありました。
すると彼女はすかさずイギリスのチョコレートは美味しいものとそうでないものがあるのとやや不満そうに言ったのです。
だったら美味しいチョコレート食べたいから買ってきて欲しいと頼みました。

翌日さっそく3種類ものチョコレートを買ってきて私に差し出しお金は要らないと言いました。
私が頼んだのだから当然お金は払わなくてはとそこで押し問答となりました。
と、そのやりとりを聞いていた先生のNicoが私を廊下に呼び出して「ここは素直に彼女の好意を受けてチョコレートを受け取った方がいい。後でお花のプレゼントをすればいいでしょ。」と言ったのです。

私は自分の行為が恥ずかしくなりました。
お金ではなく好意に対して感謝の気持ちを持つことの大切さを知ったのでした。
相手の気持ちを考えてこその行いです。Nicoは本当に繊細でデリカシーのあるすばらしい人です。

長くなるのでこの話の続きは次のコーナーで。

2008年9月15日月曜日

クラスメートについて その1


教室に行くまではどんな人が来るのか全く分かりませんでした。
20人弱のクラスメートのうち約半数がロンドンッ子でその他はそれこそ色々な国からやってきた人達でした。

オランダ、ドイツ、アメリカ、フランス、アフリカ、インド、スーダン、日本の本当に国際色豊かな人達の集まりでした。30~40代が5.6人で後はほとんど20代の人達でした。ドイツ人のノーラはあまり見かけないグレーの美しい目をしていました。

なによりも驚いたのはみんな英語が得意だったことです。外国から来た人達みんながロンドンッ子のようになに不自由なく話していたのです。これは予想外のことで英語に不安のある私は内心大いに焦りました。みんな休み時間にいろいろと話しかけてくるのですが上手く話せないもどかしさに本当に申し訳なく思いました。

とくに仲良くなったのは一番年齢の近いインド人のラッシーニです。彼女はインド人ですがロンドンで生まれ育った生粋のイギリス人です。心の優しい人で卒業式まじかのある日彼女の自宅に招待してくれました。そしてびっくりしたのはあまりに家と庭が広く素晴らしかったことです。彼女の旦那さんは貿易会社の社長さんで、さすがロンドンのお金持ちはスケールが違うと大いに感心したのでした。
写真はラッシーニの家の庭です。

2008年9月14日日曜日

ロンドンの地下鉄


日本の地下鉄に比べてロンドンの地下鉄は分かり易いと聞いていましたがいざ乗って見ると本当でした。

路線は大きく分けて東西南北にそって走っており始めて乗る外国人にもとても分かり易い。
自分は東西南北のどの方向に行きたいかでホームを選択する。表示も大変分かり易く迷った事は一度もありませんでした。
合理的に出来てるシステムに感心することしきり。

日本に来た外国人はどうでしょうか。日本人の私でも迷ってしまう事があることを考えると大変だろうなぁと思ってしまいます。

ロンドンの地下鉄の駅の構内を歩いていると時折生演奏をしている人達に出会います。
ギターを弾きながら歌を唄う人、ビートの利いた音楽を奏でるキイボードの奏者等みんな自分の音楽をいろんな方法で表現しています。忙しく道行く人達も時折立ち止まって聞き入っている事がありました。演奏している彼等の前にはコインが入るケースがおいてあり、通り過ぎる何人かの人達はコインを入れていきました。
すばらしい音楽に感動して一度私もコインを入れましたがなぜかドキドキしてしまいました。

日本はどうでしょうか。構内ではほとんど音楽を聴いたことがありません。多分演奏することは禁止されているのかもしれません。
文化の違いかもしれませんがロンドンの人達には共に音楽を楽しむ余裕があるように思います。何だかとても羨ましい気がします。

とは言っても地下鉄の運賃の高さにはびっくり。
どうしてこんなに高いのか。初乗りが3ポンド、つまり一駅でも700円くらいするのです!
とてもこの値段で通うわけに行きません。少しでも安く利用できないかといろいろと調べて結局学校まで通う1カ月定期のようなもの、トラベルチケットを購入しました。

写真は地下鉄ピカデリーサーカスにあるエロスの像の前の人達。

2008年9月13日土曜日

コースディレクター、Nicoへのお願い


初めての授業で予期せぬ出来事に見舞われました!

英語で授業があるのは十分承知の上でしたが前もってテキストくらいは渡されるものと思っていました。
少しくらい分からない単語があってもテキストを予習していけば何とかなるとあさはかにも思っていたのです。ところが・・・・。

テキストはまったくもってなかったのです。これは私の計算外のことでした。
英語での授業が終わった後に分厚いプリントが渡されるのです!
もう、ホントに、泣きたくなりました。
たまに知ってる単語が出てきて多分こんな事を言っているのだろうと想像するしかなかったわけです。

最初の授業が終わった日、コースディレクターのNicoのところへ行き自分は半分しか授業が分からないので講義を録音させて欲しいと頼み込みました。答えは No! いろいろと理由を言ってましたが公開授業ではないので無理と納得、これからの険しい道のりを考えるとなんだか怖ろしくなりましたが仕方ありません。
こうなったら「やるっきゃナイッ!」と覚悟を決めました。

帰る足で本屋さんへ直行、少しでもインテリア関係の単語をマスターすべく参考書(もちろん英語)を買って帰りました。
写真はよく買い物に行ったピカデリーサーカスの近く、リージェントストリートです。

コースのこと


いよいよ授業が始まりました。

このコースはインテリアデコレーター養成の3ヶ月コースで卒業すると英国インテリア協会会員(BIDA)となると同時にCertificate が授与されます。インテリアショップやデザイン事務所などから求人の案内がきますがすぐ就職する人とさらに上のコースを目指す人とに別れます。

上のコースは一年のDiploma コースでここを卒業するとインテリアデザイナーとして認定されます。オリジナルのアイデアでデザインする能力が問われるのでとても大変そうでした。コンピュータールームでしばしば行き会って友達になったイタリア人のフランチェスカは一年のコースをとっていました。(写真)

私たちのクラスはほとんど就職をする人でオランダから来たローラだけが上のコースを取りました。
彼女の作品はユニークでなかなかのものでした。

2008年9月9日火曜日

コースディレクター、クラスの人達との出会い。

授業を主に受け持つコースディレクターはNico Springmanという年齢不詳の男性です。
教室にやってくるとおもむろにこれからのスケジュールや学校の規則についてプリントを渡しながら説明をしました。なんとなく気取っている感じだったのが印象的でした。いろいろな先生の講義がありましたがその中でもクラスの人達からはNico,Nicoととても慕われていました。やさしくユーモアのあるすばらしい先生でした。写真は卒業式にクラスの人皆から花束を贈られた時のものです。

最初に先生の自己紹介があり、次に私たち各々の自己紹介をすることになりました。
自分で話すのではなく前もって2人組みでお互い自己紹介をしていてみんなの前では相手の人の紹介をするという方法でした。私自身、自分のことを話すのはあまり得意ではないのでこれはなかなかいい方法だと思いました。

たまたま私の隣の席に座った女性はクラスで一番若い19歳のレイチェルです。彼女とは最後まで席が隣同士でした。美人な上にとても性格の良い女性で成績も優秀でした。英語が分からない時ずいぶんと助けてもらいました。

さあ、いざ学校へ。


ロンドンのインテリアの学校へ行く事にはなったが内心はドキドキ。英語の授業は果たして理解できるだろうか。若いクラスメートの中で孤立するんじゃないだろうか等々心配の種は尽きませんでした。
今更日本に戻るわけにはいかないし・・・。「なんとかなるッ!」の気持ちひとつで4月21日いざ学校へ。

地下鉄ピカデリーラインでサウスケンジントンへ行き、そこでディストリクトラインに乗り換えスローンスクエア駅へ。(写真は駅前広場)前日下見をしておいた学校へ無事到着したものの玄関のドアがロックされていました。よくよく見ると赤いインターホンのようなものがあり押して見ると数秒後カチャと言う音とともにドアが開きました。ドキドキは最高潮に達して・・。

" Hello! I'm Yoko ・・・・・・・”から始まりクラスメートと挨拶したが何をじゃべったかは全く覚えていない。みんなお互い顔を見合わせてにこにこしていました。これから始まる怖ろしく大変な授業が待っているとは知らず・・。

2008年9月3日水曜日

ホームスティ


外国での1人暮らしは危険が伴うということでホームスティをすることにしました。

インターネットでいろいろと探し最終的にロンドン西部のイーリングと言うところに決定。地下鉄で学校のあるロンドン中心部、スローンスクエアから15分くらいの所です。

ファミリーホストはテレビのディレクターでユーモアのある日本びいきのイギリス紳士でした。奥さんは小学校の先生で子供は14歳と11歳の美人姉妹。彼女達は各々ヴァイオリンとチェロを習っていて時折心地よいメロディーが聞こえてきました。奥さんのご両親は俳優で特にお父さんの方は79歳という高齢ですが今でも舞台やテレビで現役として活躍しています。若い頃はテレビや映画で活躍した人らしくイギリス人の知人が良く知っていました。

ホームステイの食事は朝食のみで夕食は自分で用意するか外食しなければなりません。
ロンドンのホームスティで夕食付きを探すのは本当に大変で申し込んだ時期が遅かったこともあり朝食のみのステイ先となりました。夕食はほとんど日本食でピカデリーサーカスの三越デパートで売っている幕の内弁当を買って帰りました。ここの寿司弁当はとても美味しかったです。